ハマります!
ハマります!軽い気持ちで暇つぶしに読もうと買ったのが最初でしたが、驚きました。この本の魅力は、なんといっても戦闘シーン!とても丁寧な描写で、面白いです。…というのは皆さん言っているので、もう一つ。登場キャラの心理描写が良いです。物語ほぼ全編に渡ってアクションですが、その合間の心理描写がしっかりとなされているので、物語全体が軽くなっていません。最後は怒涛の展開で、読み終わったあとは…すぐに二巻を読みたくなります
1ページ目に込められた思いよくもまぁ、この時期に手に取ったもんだとびっくりです。(読んだのは1月20日)神戸シティは、マザーシステムの暴走により、壊滅します。その様子は、阪神大震災です。兵庫出身の著者は、多分高校くらいで、この震災にあっています。神のごときマザーシステムの大きな拳が、天から振り降ろされてシティを壊していく描写は、グロテスクさは控え目ですが、かなりリアルです。本の中のシティの存続には、人柱が必要です。マザーシステムとは、特殊な能力を持った、人の脳味噌だから。大勢の人の住居を確保するためとはいえ、一人の犠牲を許していいの?それは本当に正しいの?という、内容になってます。作者からのメッセージ『子供のように、無邪気に奇跡を信じるのではなく大人のように、ただ現実を受け入れるのではなくこの世に死があるを知り悲しみがあるを知り絶望があるを知りそれでも、明日を夢見るのを諦めないこと』
物理学の知識が物理学を少しでもかじっていれば、序盤の難解な展開で挫折して投げ出すということもないでしょう。
熱力学第二法則が破られた、物理法則が破られた世界。ただ単にそれらを破るだけではなく、制約も様々に存在し主人公が万能で活躍しまくるというわけでもない。
そういう完全なヤラセのない世界が好きです。
悲しくて重い部分も随所ありますがいい話でした。ウィザーズ・ブレイン (電撃文庫)