銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)
銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)田中 芳樹
平和の尊さを教えてくれる。
この作品の魅力は、挙げるときりが無い。
あえて挙げるとすれば、スペースオペラという舞台設定での戦記物で、尚且つ破綻が無く面白い事と、少し固めの濃い文体、圧倒的な数のキャラがそれぞれ個性的で魅力的だということだろう。
とくにキャラクターに関して言えば、天才的だと思う。
キャラクター作りはさることながら、それの動かし方がすばらしい。
これだけ壮大なストーリーとなると、魅力的なキャラクターでも動かずにただいるだけとなってしまう場合もあるが、皆がそれぞれ、自分の性格と状況に即して動いている。
だが、この物語は戦争物なのである。
この作品にはご都合主義と言う物はなく、戦争というものは相手の人間を殺す事なので、バッタバッタとお気に入りのキャラも含めて死んでいく。
あるキャラが死んだときは、本当に死んでしまったのか5回くらい繰り返して読んだものだ。
他の作品にあるように、実は捕虜になったとか、蘇生できたとかなく、本当に死んでしまうのだ。
作者の伝えることは他にあるのかもしれないが、自分にとっては反戦と平和の尊さを教えてくれた最高の物語だ。
「銀英伝」を語るときの私は相当ウザイと思う
OVAを観てからすぐに好きになったこの作品。
小説も一度読んでみたいと思って近隣の本屋を廻ってみるも全く置いてなかったり、
1巻だけ置いていなかったりなどの神のいたずらに辟易し、
小説への欲求が徐々に薄れ始めてから、この創元SF文庫版が現在発行している途中であることを知りました。
いや、迂闊だった。
OVAのほうは既に5週ぐらい通しで観ているのですが、小説は小説で面白いです。
例えばOVAではキャラクターの表情でしか表現されなかった部分が、小説ではきちんと心情まで描写されていたりしているのでなかなか新鮮な発見に事欠きません。
そして何よりも小説は文字を媒体にしてるだけあって多くの情報を凝縮できるので、皮肉に満ちた表現がかなり活き活きしています。
私はこの作品に、特に描写の躍動感、鮮烈さを求めているわけではないのでこれは大きなポイントでした。
OVA「銀英伝」を観て、私と同じような感想を持たれた方は是非とも小説にも手を出されてみてください。
しかもさり気に表紙が星野之宣とは、SF漫画ファンにはたまりませんな。
中学校、高校時代お世話になった娯楽小説
三国志にはまった方は間違いなく楽しめると思います。
私も中学校時代に、はまりにはまり
登場人物のプロフィールは、ほぼ暗記していました。
娯楽小説をとして、ファンタジー版三国志として
すごく楽しめます。
次に、創竜伝を読むことをお勧めします。
そうすれば、田中芳樹氏を卒業するか信者になるか結論が出ると思います。
思い出の作家です。
—–
魔軍襲来 ―アルスラーン戦記(11)
魔軍襲来 ―アルスラーン戦記(11)田中 芳樹
できたぞ。読め! その2(下の方失礼!)
下のレビュアーの方と殆ど同様の感想を抱いた。高校の頃、少ない小遣いをはたいて全巻揃えたのだが、あれからはや15年・・・たまたま本書が目にとまり、「おおついに出たのか!」と喜び勇んで早速手にとって表紙をめくったらこのセリフ、はっきり言ってかなり腹に据えかねた。ただ下の方と違ったのは購入して最後まで読んだことである(面白いけど、登場人物を思い出すのに苦労した)。
ただし、中古でな。
できたぞ。読め!
カバーの折り返し部分、表紙を開いて一番最初に読むところに「できたぞ。読め!」とあります。「王都炎上」発刊以来の読者でした。角川以外で続巻が出ていることを知りすぐに購入して、最初に読んだのがこの文言では悲しくなります。読後が前提である後書きの文章であればシャレで済むかもしれませんが・・・
とても、このカバー部分以外を読む気になれず、星一つです。
驚きました
作者はきっと忘れてしまったのだとばかり思ってました。
それでも、書店ではこの10数年、一応チェックしていました。それだけ自分の中では期待半分消化不良半分でした。
これが出ていることに気づいたときには衝撃でした。
よくこんなに間が空いて、続きが書けるものだと感心しました。
完結することを期待しています。
魔軍襲来 ―アルスラーン戦記(11)
—–
銀河英雄伝説 5 風雲篇 (5) (創元SF文庫 た 1-5)
銀河英雄伝説 5 風雲篇 (5) (創元SF文庫 た 1-5)田中 芳樹
両雄激突!
両主人公、ラインハルトとヤンの真っ向勝負がみられる、読んでいて一番楽しめる巻だと思います。
二人が直接ぶつかるのは、オープニングのアスターテ会戦以来です。
ヤンのファンだった私は、彼の魔術師っぷりがたっぷりと堪能できるので、何度も読み返した覚えがあります。
そういえば鉄壁ミュラーのファンになったのもこの巻だった・・・
いよいよ前半戦クライマックス!
ラインハルトによる同盟侵攻が開始される第五巻は、全十巻にわたる物語の中の、ちょうど折り返し地点となるようです。
<風雲編>と銘打たれるとおり、世界が大きく動きます。
その流れの中で、これまで「負けないこと」を最優先としてきた“不敗”のヤンが、ついに「勝つこと」を目的として、“常勝”ラインハルトと正面衝突する……物語前半のクライマックスだけあって、読み応え満点です。
三巻、四巻のやや小康した展開に飽きてしまっていた人も、この五巻を読めば間違いなく満足できることでしょう。
また、この五巻の魅力は単に戦闘面だけではありません。
ヤンの私生活における重大なエピソードであったり、栄華を誇るラインハルトの心の空虚であったり、ロイエンタールの忠誠心に潜む微妙な陰であったり……人間ドラマとしての魅力も満載です。
「腐敗しきった民主主義」と「名君による専制政治」とでは、はたしてどちらがより良いものと言えるのか。――民主主義国家の国民として、これらの命題を考えてみるのも一興かもしれません。
銀河英雄伝説 5 風雲篇 (5) (創元SF文庫 た 1-5)
—–
岳飛伝 (4) (講談社文庫 (た56-35))
岳飛伝 (4) (講談社文庫 (た56-35))田中 芳樹岳飛伝 (4) (講談社文庫 (た56-35))
—–
暗黒神殿 アルスラーン戦記12 (カッパ・ノベルス)
暗黒神殿 アルスラーン戦記12 (カッパ・ノベルス)田中 芳樹
もう1巻刊行から二十数年経っちゃいましたよ先生
いつになったら完結するのでしょうか?正直内容忘れてました。たしか90年ぐらいまでは本編は全14巻構成とか言ってたのでその通りなら次巻で完結なのでしょうかね。今回また1巻から読み返してみましたが、お歳のせいか90年代初頭の頃と違い、第二部になってからはダラダラ感が否めなせん。なによりアルスラーン側のあまりの連戦連勝っぷりが今となっては鼻につきます。ちょっとご都合主義過ぎやしないか?と子供の頃は感じなかった違和感を所々で感じました。創竜伝でも感じてましたが敵側が不甲斐なさ過ぎるのは編者の特徴なのでしょうか
佳境に入って、いっそうおもしろく!!
いよいよクライマックス!!
佳境を迎えた観が強まってきました。
見所が多すぎて、もー、はならほにゃらひょえ?
(@0@)めまいがしたよ。
まずはまんまと(すごい!)ミスルを実力で乗っ取ったヒルメスがカッコいい!!
「見たか、ザンデ、仇は討ったぞ」のセリフにしびれた・・・ザンデも浮かばれるでしょう。
次はお気に入りのギーヴ卿。『「プラタナスの園」奇譚』にて。
タハミーネとはなんだか妙な因縁があるようで。
息子(実子じゃないが)のアルスラーンにはあれだけ冷たかったのに、実の娘(かもしれない)、
レイラにはあれだけの、取り乱すほどの愛情を注ぐとは皮肉なものです。
いっそうアルスラーンに同情的な気分(;?;)
皮肉屋で女ったらしの流浪の楽士ギーヴをパルスにつなぎとめているのは、ひとえにギーヴの意外な優しさ。
アルスラーンへの心からの同情に微笑ましいものを感じます。
女たらしなのにね(^?^)
ここにきて、イスファーン大活躍。
ギーヴとは因縁があるだけに、今回ギーヴとペアを組んだのはなかなかオツな見所です。
アイーシャとどうなるかな・・・?
「暗黒神殿」の回。キシュワードが双刀を失ったというところが、悲惨さを強調する暗黒神殿水没事件。
ザラーヴァントの心根の熱さにしびれ、ダリューンの百戦錬磨的な威圧感にしびれ、あの冷静なナルサスが
感動にうちふるえる場面にしびれ、なにやら儚さすら感じるアルスラーンのどこまでも誠実な人柄にしびれた・・・
とにかくしびれた回でした。
そして気になるエステルの容態。「紅い僧院の惨劇」。
「浅慮の罰だ。人を救う力も無いくせに、えらそうに救おうとして報いを受けた・・・傲慢の罰かな・・・」
このセリフ、重たく心に響きました。
悪魔のようなルシタニア元貴族ルトルド侯爵を救おうとして負傷した女戦士エステルは、高熱を出し倒れる。
「エクバターナへいって、アルスラーンに逢いたいな・・・」
心に沁みます。
まさかこんなところでエステルが・・・(T?T)
心がキレイな人は、儚い・・・
なんとかアルスラーンに再会できますように。
うーん作者の予告どおり、次第に××××度が高まってます。
リアルな異世界ファンタジーだけにそうそう都合のよい展開はなさそうですからね・・・。
とにかく盛り上がってます!
これぞヒロイック・サーガ!!大作の予感。
完結が待ち遠しいですわ。
次巻クライマックス
本来ならこの巻が蛇王再臨となり、蛇王一族とアルスラーンの戦いが描かれるはずでした。ですが、進行状況の都合により、蛇王再臨は残念ながら次巻に先送りされることとなりました。この巻ではアルスラーンと部下たちの忠誠心が改めて再確認されたと言えるでしょう。特にナルサスがアルスラーンの手を自分の額に押し抱いて「わが国王よ」と言う台詞にはこれから激戦が予想される蛇王との戦いの予感、そしてナルサスの忠誠心の厚さを物語っているのではないでしょうか。これからクライマックスを迎える物語の前段階として十分に読み応えのある作品に仕上がっています。アルスラーンファンの方はもちろん、田中芳樹先生のファンの方にもお勧めです。
暗黒神殿 アルスラーン戦記12 (カッパ・ノベルス)
—–
銀河英雄伝説 6 飛翔篇 (6) (創元SF文庫 た 1-6)
銀河英雄伝説 6 飛翔篇 (6) (創元SF文庫 た 1-6)田中 芳樹銀河英雄伝説 6 飛翔篇 (6) (創元SF文庫 た 1-6)
—–
スッキリしないな…
スッキリしないな…『摩天楼』の頃から読んでますが、なーんか最近スッキリしませんね。お涼のコスプレは楽しい。が!最近は話が薄く軽くなってきた気が…。『夜光曲』迄は未だ、お涼の破天荒さや暴れ振りが面白くスッキリしたけどね。今夏アニメ化ですか…どうかアニメでは初期の良さを保ちつつ、面白い作品にして欲しいです。そして本編では、各キャラ達を輝かせる作品にしてください。初期からのFanを良い意味で裏切る事!を、切に願います(-人-)(垣之内さんの世界の方が未だ彼等は生き生きしてますし)お山の大将気取りは読者から愛想尽かされます。なので、評価は辛く☆1に!
最低の作品20年程前に銀英伝に出会ってから殆どの作品を読んできましたが、今回の作品は途中で読めなくなりました。
政治家を揶揄する文章や、作者の思想が作品の多くの部分に現れ、物語に移入することを阻害しています。
芸能マスコミは批判しても、捏造の多い某新聞社は批判対象に出てきませんし、当時の外務大臣にいたっては
マンガばかり読むアホ呼ばわりです。
当時、保守政権が誕生したとはいってもあまりに作者の思想がロコツすぎて娯楽小説とは呼べる代物ではありません。
反権力、リベラルの思想を持たれていない方には非常に不快に感じられること請け合いです。
創竜伝などに比べ作者の思想を比較的抑えていたので、今まではまだ読める内容でしたが、以後このような内容の
作品になるならスッパリ読むのを止めることをオススメ致します。
田中芳樹ファンとして作品を読んでいた者として大変悲しむべき汚点となりました。以後この続編は執筆せず
アルスラーンなど未完の作品に注力される事を切に望みます。
追記
どの国を批判するかは勝手ですが、CNN等海外のメディアでも批判される北京五輪を控えた隣国の実態を
只の一行も批判されない作者の見識には脱帽するばかりです。
これは楽しい!テレビニュース、新聞記事などの日頃の欝憤を晴らしてくれる一服の清涼剤。田中芳樹ファンの優秀な中高生が、こういう政治家にはなるまい、こんな人間にはなるまいと感化される事を望む。水妖日にご用心 (ノン・ノベル 840 薬師寺涼子の怪奇事件簿)
クモ女完結編
クモ女完結編おなじみ、お涼さまの痛快活劇です。
美女と風船男と巨大クモとの対決に華麗立ち向かう、お涼さまが見られます。
最後、ちょっとホラー風味なものを確認できますが、
これもまた、いいスパイスとなっております。
泉田くんともなかなかいい距離をたもってのオトナなかけひきが繰り広げられます。
案外お涼さまは純情なのか???
次の事件を楽しみに待ちたいと思います。薬師寺涼子の怪奇事件簿 9 黒蜘蛛島 後編 (9) (マガジンZコミックス)